Su- (Design Office)
4-4-302 Nishiyama-cho
Ashiya-shi, Hyogo
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先日、京都に行った際に大事な名刺入れを置き忘れてしまう…という小さな事件がありました。親切丁寧に郵送してもらって事なきを得たのですが、多分立て続けの打ち合わせで頭が舞い上がっていたのだと思います…普段忘れ物はほとんどしないんですが。
この名刺入れは、Cazimiという屋号で鞄や革もの、刺繍、小物などを制作している作家の浜七重さんに作ってもらった物。予算のみ伝えてあとはお任せで作ってもらったのですが、「SU」という名前が付いていました。最初、角谷の“す”のことかと思っていたのですが「素は“より合わせる前の糸”を意味する文字。無理に手を加えたりしないで、そのまま生きること(中略)そのイメージを角谷君を見て思った」とメッセージが。七重師匠…。こういう嬉しい物語を作品に込めてくれる素敵な女性なのです。そんな風にかたち作られた名刺入れ、愛着が湧かないわけがありません。にも関わらず置き忘れるて帰るとは…罪深きやつです。
でもこの名刺入れが出来たのは、独立すら頭になかった1年前の話なんです。
その8ヶ月後。いよいよ独立が決まり、さぁ屋号はどうする!?と路頭に迷っていた時、詩人の小鳩ケンタさんが手を差し伸べてくれました。お祝いに屋号を考えてくれると。それから2ヶ月の間、約200個くらいの屋号(僕がなかなか首を縦に振らないので延々と考えては提案してくれました…愛です。小鳩さん本当にありがとう)の中から選ばれたものが「Su-」でした。
でも、七重さんが付けてくれた「SU」と同じであることに気づいたのは、その後のことでした。(またしても忘れていた。お許しください…)
この偶然のリンク、我がことながら興味深い出来事でした。二人の詩人が同じ名前を付けてくれたことは、自分にとって何かを意味するものだと思っています。
それを見抜いてくれた作家の直感と感性。何にも代え難く、信じるに値します。
Su-を掲げて、息の長い活動を続けよう。
「お電話ありがとうございます。スーです(!←できるだけ)」
開業後丸2ヶ月。ちょっと板に付いてきました・笑