Su- (Design Office)
4-4-302 Nishiyama-cho
Ashiya-shi, Hyogo
659-0083, Japan
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夕方、芦屋川駅すぐの美容室akubiさんで岩瀬ゆかさんと待ち合わせ。美容室なのに髪を切らずとも本を閲覧できるスペースがあったり、店主の潤さんが気さくなので「ここどうぞ」とカット中のお客さんの真横の椅子をすすめてくれたり「どこいかはんの?」「デート?」とかカット中なのにあっさり手を止めて声を掛けてくれたりで、ワーワーギャーギャーと笑いながら「じゃあまた」と店をでる。
数歩いった向かいのカフェBRADIPOへはいり、お茶しつつ打ち合わせ。ネルドリップコーヒーとキウィのショートケーキ、ここはいつも丁寧な味がして美味しい…いや、メインは打ち合わせ。小一時間ほど。
岩瀬さんと別れ、さらに数歩いった向かいの芦屋川不動産へ。約2年前に事務所の物件を紹介いただいて以来、道端で会って挨拶することはあっても僕が今どんな仕事をしているかなど話したことはなかった。有難いことに地元の芦屋市立美術博物館での展覧会広報物など手掛けさせてもらったので満を持して挨拶にあがることに。今でも思う、あの物件を紹介されていなかったら…どうなっていたのだろうと。「本当にありがとうございました」と心より御礼を申し上げ、展覧会チラシと招待状を受け取ってもらった。
雨が上がり、夕空。山の脇に入道雲。坂道を駆け上がり「ええとこやなぁ」とあらためて街を見おろす。
7時起床。身支度して車で現地に向かう。昨日の前夜祭と違って場の空気が違っていた。「人がとにかく(数)すごい」「テント場が難民キャンプみたいになる」など前もって聞かされていたので心積もりは出来ていた。開場から早々にお客さんが来てくださり、山内さんはひたすら描く、僕はひたすらバッチを作る。ありがたいことに昼過ぎには今日の予約が埋まってしまった。そして夕方には明日の予約が埋まってしまった。
この似顔絵屋「FACE SHOP」は、もちろん似顔絵を(山内さんが)提供するのだけど一番はお客さんとの出会いで、似顔絵を描きつつその方の生活や周辺のことを会話を通じて垣間見れるのが面白い。たった20分程度だけど、そこに醍醐味があると思う。
暗くなるまでめいっぱいやらせてもらって、営業終了。この日の宿は車で1時間とかなり離れているので早々に向かう。昨晩と同じ宿代のビジネスホテルだったが、ドライヤーも完備で建物に経年劣化もなく、おまけに無料の朝食(バイキング)が付いている豪華さだった。ホテルのスペックに満足したら、ラーメンを食べに刈谷駅周辺へ。夜の街を徘徊しこの日も12時頃就寝。
山内庸資さんと「FACE SHOP」という似顔絵屋で出店するため、愛知県蒲郡で開催される「森、道、市場 2016」へ。車で約3時間半ほどの長い道のり…いやほんと遠かった。会場はラグーナビーチという広く海に面した場所で、天気も良く素晴らしいロケーション。3日間の会期中、4つあるステージではライブもあり、飲食・物販・ワークショップなど数百の出店もあり、来場者はテント泊もできるといった盛大に楽しめるイベントになっている。個人的にフェス的な催しは経験したことがなかったのだが、これが「ピースフル」というものか…と(意味あってる?)思わずにはいられない風景が広がっていた。
この日は5名の似顔絵をつくらせてもらい、同じブース内に出店していた「やまくに」さん(高知から8時間かけて来たそう…)でいりこおにぎりと味噌汁をいただき(美味い!)、方々に挨拶して退散。今日の宿泊所は隣町のビジネスホテルで、なんとも年期が入っており更にドライヤーがないのがショックだったが悪くはなかった。12時頃就寝。
子どもを保育園に預けて、その足で京都へ。快晴。誠光社/赤井稚佳さんの展示、UNITE/武藤良子さんの展示を歩いてハシゴ。UNITEで松永大地・瞳さんと昼ご飯を食べる。お子さんが来月いよいよ生まれるとあって、不安と期待が会話の端々で感じられた。自分も第一子が生まれる頃はこんなだったなぁと思い返す。途中、会場に武藤さんが現れて8年ぶりに再会することになった。相も変わらずといった感じ。でも絵は当時よりぐっと密になっていた。
京都を後にし、事務所へ戻る。明日から3日間愛知に出張なのでせっせこ身支度する。
神戸にお店を構えるtoiroのすがのまささん・田戸真理さんが来訪。天気が良かったので、またしても城山の中腹へ(まずは)。この時期は新しい葉がほんとに眩しく…生命力に満ちている。それらに囲まれながら歩く山道はパワースポットならぬパワーロードだと思っている。toiroさんは今月で1周年。御祝いも兼ねて、挽きたての珈琲を。毎度お馴染みの展開ではあるのだけど…やはりここでの珈琲タイムは良い。
下山後事務所へ。普段あまり語ることのないデザインのことなど、色々と話をする。今まで見えてなかった二人の関係性も垣間みれた。
駅まで見送り、日が沈んだ頃、急速に体調が崩れていく。訳のわからないまま事務所を出る。自宅までの徒歩30分の距離が延々に感じられ……でもフラフラ無事帰宅。
夕方、岩瀬ゆかさんが預かっていた作品を事務所に引き取りにくることに。せっかくだからと芦屋川駅で待ち合わせして、そのまま山へ連れていく。普段着&スニーカーでも登れてしかも見晴らしのいい場所が城山の中腹にあり、先日一人で行った際にこれは良いと目星を付けていた。往復休憩を入れても1時間くらいあれば下山できる。
湯を沸かし、豆を挽き、珈琲を淹れる。岩瀬さんはそのあいだ倒木に座りスケッチを。
芦屋の街と海を眺めながら近況などを話す。
京都・向日市にあるお店「3」のリニューアルプチ工事のお手伝いへ。毎度お馴染みDIYチームで客席や植物棚の什器つくり。
昼はお店のニューメニューのサンドウィッチの試食。いい天気だったので外で食べることに。(半分だけだけど…)軒先へ突き出した机、男4人が座って、サンドウィッチを食べる風景はきっと滑稽だったと思う。
作業の最後に屋号をカッティングシートで貼る。見違えるほど店らしくなる。サインって大事だ。
屋号の「3」は太陽から降り注ぐ柔らかな光をイメージして作っていて、そこに森口さん本人のイメージを加味させてもらった。
作業が終わり、ロゴの中にすっぽり入ってしまった店主の森口誠さん。そこに光が降り注ぐ…という奇跡的な光景が。お、おめでとう森口さん!
神戸・啓文社印刷工業の安達さんがわざわざ納品に来てくださる。かれこれ3年くらいは活版名刺の依頼等でお世話になっているだろうか…それでもお会いするのは今日が初めて。「いいところですね。僕に足りないのはこういう景色をみることです」と言って山を眺める姿が印象に残った。
この場所に事務所を構えた理由はほぼそれが全てです。そうなんです、良いところなんです。
長女・長男の初保育園の日。長男は認可だけど、長女の方は選に落ち認可外だった。入園式がなくて申し訳ない。知らない人に対しては極度に警戒する長女が一人で保育園で過ごせるのだろうか…と心配していたけど、一回も泣かずに家に帰ってきた。親が思っている以上に、娘なりに覚悟を決めていたのだと思うと泣けた。あれだけ不安で嫌がっていたにも関わらず、、泣きじゃくって拒むと思っていたのに、、すごいなぁ。ほんとによく頑張ったねぇ。
仕事を早々に片付け、ご褒美にと大好きなイチゴを買って帰る。母5つ、父2つ、娘8つ。食べる量も一人前だ。 ありがとう。
長男の入園式。スーツを着て参加。いままで以上に親であることを自覚…今さらだけど。自分の両親のことを考える。我が子が親の手から離れるってこんな感覚だったんだろうか。嬉しくもあり、さみしくもあり。
げんちゃん、入園おめでとう!
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